よんす。の旅。

野球一筋20年。ユニホームを脱いだ次はバックパックを背負い旅に出ます。

近代史上最悪の虐殺 ~非人道~の巻

 

 

 

 

みなさんこんばんわ

よんす。です

 

 

 

リアルタイムは5日夜10時

セルビアの首都 ベオグラードにいます

 

これから夜行バスでヨーロッパ最後の国 ブルガリアに向かいます

 

 

夜行バス飽きました。

 

 

 

 

早速前回の続き行きたいと思います

 

 

 

 

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今日もポチッとよろしくお願いします

 

 

 

 

 

アウシュビッツで何が行われていたのか。

 

ネットで検索すれば大体の出来事は知ることが出来るでしょう。

 

でもそれだけじゃダメな気がします。

 

この世に生まれた人間として訪れておくべき場所な気がしたのです。

 

 

気軽にヨーロッパに旅行が出来るようになった時代ですが

日本からアウシュビッツに訪れる人はかなり少ないらしいです。

 

場所的な問題では無い気がします。

どこか傍観者というか

そういった歴史に無関心な気がします。

 

 

僕は今回こうして訪れるチャンスが巡ってきたので実際に行ってみました。

 

 

 

以下写真と共に。

 

民族浄化と強制労働を目的に様々な場所から多くの人が連れて来られます

 

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ほぼヨーロッパ全土から。

連れてこられた人の合計は130万人と言われています。

 

着の身着のまま連れ出され、貨車へと押し込まれ

明かりも、食事も水も殆どない中での移動でした。

遠いところからだと1週間近くかかったらしいです。

 

トイレも眠るスペースも無かった貨車で1週間。

 

当然アウシュビッツに到着するころには既に亡くなっている人も多くいたそうです。

 

 

 各地域から連れ出される際、ドイツ軍から十分な説明などなく

「新しく生活する場所に連れて行く」

「保護する」

などといった抽象的な説明だけでした。

 

連行される人の中には強制的な移民措置だと考え土地や家を売り払い

全財産を持ってくる人もいました。

 

 

 

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通称 死の門

門の上のアーチには

「働けば自由になれる 」

と書かれていますがこの門をくぐって元の生活に戻れた人はほとんどいません。

 

 

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各地方から連れてこられた人はまず

「選別」

を受けます 

 

働けそうなより健康なものと

障害を煩っていたり

労働力とみなされないものとに選別されます。

 

労働力としてみなされなかったものは

「シャワー室」

へと連れていかれます。

 

このシャワー室とはなんなのか。

は後ほど。

 

 

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敷地内は有刺鉄線が何重にも重なった金網で囲まれています。

当時はこの有刺鉄線に電流が流れていて

あちこちの監視塔から常に銃口がのぞいていて

脱走は不可能でした。

 

 

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没収したメガネ。

 

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没収した食器類。

 

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没収した靴。

 

どれもほんの一部です

 

 

 

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敷地内はこのような建物がびっしりと建っています。

 

 

選別に通って労働者となった人の1日

 

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鐘の音と共に長い1日が始まります。

これから始まる強制労働。

 

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 当時の食事

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まともな物を食べさせてもらえず

多くの餓死者が出ました。

 

 

ひたすら労働。

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労働中に力尽きる人も

 

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端っこでヘラヘラしているドイツ軍兵士。

 

選別に通ったからと言って助かったわけではありません

 

選別に通っても

 

飢餓による

病気による

過酷な労働による

見せしめによる

様々な

収容者を待っていました。

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通称 死の壁

 

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このレンガの前にあるもう一枚の壁の前に立たされて

見せしめのために銃殺されます

 

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銃殺される前に服を脱がされました。

 

 

 

 

選別を通らなかった80%の人はシャワーを浴びさせると言われて

シャワー室へと連れて行かれました

 

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ですが

ここはシャワー室なんかではありません。

 

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そこは人を殺すためのガス室

 

ここに押し込み毒ガスを投げ入れ

一気に大量の人間を殺しました。

シャワーという建前はこの部屋に連れてくるため

 

当時はダミーのシャワーヘッドがあったらしいです。

 

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実際に使われたガスの缶

 

中身は殺虫剤のようなものでこのガスで20分かけてじわじわと人を死に至らしめます

 

 

そして殺された人はすぐ横にある

 

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焼却炉ですぐに焼かれてしまいました。

 

驚くべきは焼却作業を同じ収容者にさせていたということ。

そうすることによって人間から正気を奪いました。

 

連れてこられたうちの80%の人はここで命を落としました。

 

 

 

選別を通っても待っているのは

選別を通らなかったら即

 

収容所は常に多くの

で溢れかえっていました

 

 

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毎日何千、何万もの人が連れてこられ

毎日、罪のない人が殺されました。

 

この悪の所業は終戦間近まで続いたそうです。

 

敗戦濃厚を悟ったドイツ軍は収容所を破壊し

証拠隠滅を図ろうとしました。

 

 

そして終戦し連合軍がこの収容所を発見したときは

まさに

「地獄」

だったそうです。

 

 

 

 

 

どうしてこんなことが出来るのか

 

なんでこんなことをしたのか 

 

 そんなことは自殺したアドルフヒトラーにしか分かりません。

 

ただひとつ事実があるとしたら

そのヒトラーを選んだのは皮肉にも

ドイツ国民。

 

 

 

僕の言いたいこと分かりますか?

国民が選んだリーダーが起こした行為なのです。

 

戦争も虐殺も。

 

強い国を求めるがあまり

こういった悲劇が生まれたのです

 

 

ひとりひとりの一票が生んだ悲劇なのです

 

 

当時のドイツ国民はこんなことになるなんて思わなかったでしょう。

ただそんなことは言い訳にもなりません。

 

政治に無関心だったから私には関係ない。

 

そんな無責任な話はありません。

 

 

自分に直接的な影響がなかったら無関心でいいんでしょうか

 

何気ない一票でこんなにも恐ろしいリーダー、歴史は生まれるのです

 

 

ここまでの悲劇は起きないかもしれませんが

残虐的なリーダーが生まれる可能性はどの国にもあり得る話なのです

 

日本も例外なく。

 

国を守る

という大義名分の為に他国が滅んでいいはずがありませんよね

 

でもあなたが投じた一票

リーダー次第ではそんなことになる可能性があるんです

 

実際、集団的自衛権が可決されたり

イギリスがEUから離脱したり

ト〇ンプ大統領が生まれたり

 

少しずつ世界は動き出しているような気がします

 

 

あなたは無関心、傍観者のままですか?

 

 

 

 

ドイツはこのような歴史を経て

現在は多くの難民を受け入れている国のひとつです

 

多くの難民を受け入れ支援しています

 

 

そのお金はどこから?

 

国民の税金から

 

税金ってただ財布から少し多めにお金が減るだけじゃないんですよ

 

日本の納税者の中で税金がどのくらい何に使われているかを知ってる人ってどれぐらいいますか?

ってか

関心ある人ってどれぐらいいますか?

 

ちゃんと意義のあることに使われていますか?

 

税金の使い方を決めれるのは政府です。

その政府を決めるのは国民ですよ。

 

 

世界で大きな出来事が起きた時

知らんかったじゃ済まされません。

 

 

 

 

 

前回の記事で写真を載せたヒトラーがやっているポーズ

ドイツ っていうか世界中でタブーのポーズです。

日本の選手宣誓時のポーズに似ているため最近少し問題視されています

 

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このマークはナチスドイツの親衛隊のシンボルです

 

以前サッカーの試合でガンバのサポーターがこれに似た旗を振っていて問題になったのですが

当事者

 

「知らなかった」

 

話になりません。

だから日本の常識は世界の非常識なんて言われるんです

 

 

 

今回のアウシュビッツ訪問を通して考えたことはたくさんあります。

どの問題も正解にたどり着くことはとても難しいです

っていうか正解なんてないかもしれません。

 

だからといって考えなくていいかというと

そうではありません。

 

目に見える世界だけが世界じゃないし

目に見えないことに対して少しでも関心を持つ

勉強する

その集合体が世界を変えていくのではないでしょうか

 

 

 

 

 

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非常に長くなってしまいました。

最後に付け加えておくと

僕の国籍は 韓国 です

 

現在の日本は外国人による参政権は認められていません。

 

排他的でいないと国を保てないのでしょうか

そんな弱国ではないと思います。

 

どんどん人口が減少していく日本。

これからどのように変化していくのか。

 

 

 

少しの期待を込めてブルガリアへと行ってきます